出版本のご紹介

『営業マンのための貿易実務 ~最新のインコタームズ2020に対応!~』

 「営業マンのための貿易実務」書です。百戦錬磨の貿易経験と、延べ1,000件を超える中堅・中小企業・零細事業者等へのアドバイス経験で培った、貿易の「知識と知恵」を、余すところなく披瀝しました。貿易リスクを回避する具体的な方法を随所に織り込んだ、貿易戦線の第一線での仕事に役立つ、「ノーリスクで貿易を行う」ためのビジネスブックです。 

 中堅・中小企業・零細事業者だけでなく、大企業で、すでに貿易は行っているが、系統だって貿易を学んだことのない方、先輩から教えられた知識のままで貿易をしておられる方などが、本書の対象です。特に、貿易業界には、先輩が古い貿易知識のまま、後輩に教えることによって、なかなか最新の貿易知識に更新されないという大きな問題があるのですが、こうした人たちにとっても、本書は最新の貿易知識にアップグレードできるメリットがあります。本書によって、「ノーリスクで行う貿易の基本」を、改めて認識できます。

◎本書の主な内容;

1.貿易実務とは何か? 2.国際物流の基礎知識、3.インコタームズ、4.貿易の商慣習、5.物流リスク、6.貿易決済の基礎知識、7.決済リスク、8.知的財産権とリスク、9.輸出オファー価格の算定方法とオファーシート・価格表、10.契約書の基礎知識、11.貿易における22種類のリスク

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『海外展開の基本 ~企業進出と貿易の”転ばぬ先の杖”~』

 本書は、海外への企業進出と貿易の「基本」を修得できる書籍です。本書には、海外への企業進出、海外での企業経営、百戦錬磨の貿易経験と、中堅・中小企業・零細事業者等へのアドバイス経験で培った、著者の「知識と知恵」を鏤(ちりば)めています。

 「第Ⅰ部 プロローグ」は、産業革命から現代に到るグローバル化の流れの中で、我々の現在の立ち位置を確認し、これからの方向性についても考えます。また、「日本と海外との違い」について、具体例をあげながら、海外展開を図るうえでの心構えを、分かり易く説明しています。

 「第Ⅱ部 企業進出の基礎知識」は、本書の主要部分を占めています。企業進出のさまざまな形態をご紹介するとともに、「企業進出の手順」では、第一段階の「準備フェーズ」から、第四段階の「海外投資計画フェーズ」での海外投資計画の実施に至るまでを解説した後、更に、特に重要な「企業進出の手順」の第五段階「運営フェーズ」では、別章を設けて、「内部統制と企業統治」、「内部統制の体制作り」、「企業統治の体制作り」などについて解説しています。海外への企業進出で大失敗する典型例は、海外子会社が、親会社から「糸の切れた凧」になってしまい、内部統制や企業統治の不全をきたすことです。健全な海外子会社の運営に、何が必要かを理解できます。

 本書で展開している「組織論」は、企業だけでなく、官僚組織、政党、宗教団体はもちろんのこと、学校組織等のあらゆる組織に共通するものです。「健全な組織とは何か?」を認識し、あらゆる組織の問題点を把握するのに役立つことでしょう。最後の部分では、撤退の方法と、これからの企業進出のあり方で締めくくっています。

 「第Ⅲ部 貿易の基礎知識」では、多くの中小業者が混同している「直接貿易と間接貿易のやり方」を明確に区分したうえで、貿易のさまざまな形態を解説し、契約するまでに必要な貿易実務の概要に言及しています。そして「貿易の手順」に関しては、輸出と輸入に分けて、第一段階の「準備フェーズ」から第四段階の「契約履行フェーズ」に到るまで、順番を追って踏むべき手順を解説しています。

 最後の「第Ⅳ部 海外展開支援の基礎知識」は、中小企業の海外展開を支援する仕事に従事されている支援機関の皆さまに向けたもので、企業の海外展開を支援するうえで、今も昔も変わっていない、「真の課題」とは何かを指摘し、そのための意識的な努力を支援機関の責務の一つとして挙げています。

 さらに、支援業務を進めるうえで有効に使える資料として、「企業進出の手順」、「輸出の手順」、「輸入の手順」、「海外展開のための情報入手先または相談先」、「企業進出のチェックリスト」等のリストやチェックリストを付しています。これらの資料は、支援機関だけでなく、支援機関を利用される中小企業の皆さまにとっても、役立つことでしょう。

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『営業マンのための貿易の基礎と実務 ~理解度を測定できる問題集~』

 本書は、『営業マンのための貿易実務』と『海外展開の基本』の貿易編の部分に続く、「営業貿易の応用問題集」です。

 貿易に必要な知識は、未知の領域の新しいものが多いので、基本的な原理原則を身につけようとしても、実は理解が曖昧だったり、不正確だったりしていることが、少なくありません。そこで、貿易の第一線に立っていると、実際に遭遇しがちな、合計46の問題を、「貿易の基礎知識」、「インコタームズ」、「貿易決済」、「知的財産権」、「契約書」、「リスク防止のために」の七分野から集め、それぞれに、その「ヒント」と「回答例」を掲載しました。

 例えば、E-Commerceやデジタル展示会の問題、荷渡時期の保証問題、インコタームズにないCNI条件での契約、ゼロ一つ足りない値段で間違えてオファーした問題、契約は何時成立するかの問題、B/Lの危機への対応等々、現実に貿易の第一線で遭遇しがちな問題を取り上げています。これらの「問題」を熟考し、回答例で正解を確認することによって、営業貿易の実務に対する理解度を深めることができるだけでなく、貿易の第一線における応用力を向上させることができます。

 なお、それぞれの「ヒント」の最後に、「参考参照先」として、『海外展開の基本』、『営業マンのための貿易実務』の関連個所を表示しています。POD(印刷本)版の関連個所は、第何頁かで表示していますので、該当箇所を読み返しながら、「回答」を考えるようにします。「熟考」と「読み返し」を経て、最後に「回答例」を参照することで、曖昧だった理解が明確になり、貿易の実戦における能力と自信の強化と向上に直結するでしょう。

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